青みがかった夜明け近く、バイクで風を切り抜けながら走り抜けて行く爽快感。
バイクで峠や山道を攻め、タイムを1秒でも短く駆け抜けられた達成感。
夜の高速道路をバイクで疾走した後、パーキングエリアで冷え切った体に流し込むホットのブラックコーヒー。
バイクの楽しみは、いくら挙げてもキリがありません。
しかし、そのような経験をするには当然バイクが必要。
でも、初心者はどんなバイクを買ったらいいのか分からないと思います。
今回は、初めてバイクを購入する方が、どんなバイクを買ったらいいのかを説明していきます。
いきなり結論! どんなバイクを買ったらいいの?
では、実際にどのようなバイクを買ったらいいのか。
これは自分が気に入ったバイクを買うのが良いです。
見た目。
性能。
映画やドラマであの有名俳優が乗っていたから。
どんな理由であれ、自分が気にいったものを買うのが一番です。
なぜ自分が気に入ったバイクがいいのか
他人から勧められたバイクや「安いから」という理由で買ったバイクには、自分が思っていなくても、必ずどこかに妥協があるはずです。
そのようなバイクを乗っていると、だんだんと妥協の部分が大きくなり、やがてバイクを乗らない理由になってしまいます。
せっかくバイクを買うならば、妥協の無い「これ!」と決めたバイクを買うのが最適です。
「バイクの性能がどうだ」といった悩みは、バイクを購入して走り込んでから出てくるもの。
まずは気に入った見た目のバイクを購入し、乗り込んでから悩みを確認した方が良いでしょう。
お金が無いんだけど、中古車でもいい?
中古車でも大丈夫ですが、以下の2つポイントを抑えておきましょう。
しっかりメンテナンスしてくれるお店から買うこと
バイクを扱うお店の中には、あまりメンテナンスをせずに販売価格を抑えるようなお店もあります。
メンテナンスに慣れた上級者が買うのであれば問題ありませんが、バイクのメンテナンスって何?という方も多いはず。
メンテナンスに慣れていない方は、しっかりメンテナンスをしてくれるようなお店からバイクを買いましょう。
FI車であること
バイクには、キャブレター車(キャブ車とも呼ばれます)とFI車の2種類が存在します。
初心者には、メンテナンスが楽なFI車がオススメ。
お店の人に「これはキャブレター車ですか?」のように聞けば大抵は答えてくれるはずですが、初心者でも簡単に見分ける方法を教えます。
日本のバイク限定ですが、おおよそ以下の通りとなります。
- 2006年より前に作られたバイク:キャブレター車
- 2006年以降に作られたバイク:FI車
2006年にバイク販売の環境基準が改定されたため、このようになっています。
とりあえず「初心者はFI車がオススメ」という事を覚えておきましょう。
どのメーカーのバイクがいいの?
俗に言われる4大メーカーのバイクが良いでしょう。
4大メーカーとは、以下の4つ。
- ホンダ
- ヤマハ
- スズキ
- カワサキ
これらのメーカーはユーザーが多く、部品の調達がしやすくなっています。
そのため、万が一の故障時でもすぐ対応が可能。
簡単なトラブルやメンテナンス方法であれば、インターネットで調べると解決方法がたくさん出てきます。
さらにカスタムパーツが数多くラインナップされているため、バイクに不満が出てきた場合でもカスタム・チューンアップが柔軟に対応できます。
排気量はどれがいいの?
250ccをオススメします。
250ccのバイクは車検が無いため、維持費を抑える事ができます。
また、250ccは高速道路も乗ることができ、スポーティな走りも体験できます。
さらに、250ccのバイクは車体が軽めなこともポイント。
バイクはバランスをとらないと簡単に倒れてしまうため、初心者は車体の取り回しが簡単で走りも良い250ccの排気量が最適でしょう。
具体的な車種を紹介します
そうとはいっても、バイクの種類は膨大。
何百種類も販売されてきたバイクから、自分の相棒を選ぶのは一苦労するはず。
ここでは、私がオススメするバイクを紹介したいと思います。
ホンダ CB250R
ホンダのネイキッドタイプのバイクです。
ホンダが作っただけあり、誰でも扱いやすいような操作性。
万人にオススメできるバイクです。
ヤマハ YZF-R25
ヤマハのスーパースポーツタイプです。
YZF-R25は、ニンジャ250の1強だった250ccスーパースポーツタイプに割って入ったバイク。
発売当時は、ニンジャ250よりも低価格でありながら、馬力は上回っていた事で話題となりました。
一気に250ccスーパースポーツの定番となり、現在でも人気車種の1つとなっています。
ヤマハ セロー250
大ヒットしたセロー225の後継バイクです。
セロー225の特徴だった「扱いやすさ」をそのままに、キャブ車からFI車となったのがセロー250。
消防庁が採用するバイクでもあり、その性能・信頼性も一級品です。
オフロードバイクの見た目が気に入っているならオススメです。
スズキ Vストローム250
スズキのアドベンチャータイプ。
大型バイクのツアラーとして大人気だったVストローム1000/650を、中型免許の方でも乗れるよう排気量を落として販売しているバイクです。
ツーリングがしやすいバイクなので、バイクキャンプをしたい方、ロングツーリングを考えている方におすすめ。
カワサキ Ninja250
スーパースポーツの見た目でありながら楽な姿勢と乗りやすさで、250ccのSS人気に火をつけたモデルです。
伝説のバイク「GPZ900R」のペットネームを引き継いだだけあり、走りも一級品。
スーパースポーツタイプが好きなら有力な候補です。
カワサキ KLX250
カワサキのオフロードバイク。
陸上自衛隊が採用しているバイクでもあります。
自衛隊で使用しているものはエンジンなどの走行部分はほぼ市販されているものと同様で、キャリア等を追加して使用しているだけ。
惜しむべくは、すでに生産が終了してしまったこと。
現在は中古車を探すしかありません。