コラム

ヤマハの新型XSR900 2023年以降のカラー展開を予想してみた

XSRの展開は?

先日、海外でモデルチェンジが発表されたXSR900。
従来の、昔ながらの「バイク」をイメージした先代モデルから、80年代スーパースポーツを意識しながらも現代的な要素を取り入れた2代目のデザインにモデルチェンジ。
日本国内のみならず、海外でも大きな話題を呼びました。

日本国内でも2022年春以降に発売予定と発表され、モーターサイクルショーで詳細情報が出てくるのか、期待が高まっています。

デザインもさながら、評判になったのはそのカラー展開。
特に「レジェンドブルー」は、いわゆる「ゴロワーズカラー」の再来と言えます。

そこで気になるのが、2023年以降のカラー展開。

今回は、ヤマハのXSR900の2023年以降のカラー展開を考えてみます。

今回の記事は、こんな方におすすめです。

新型XSR900の購入を考えている方

 

XSR900はどんなバイクか

そもそもXSR900はどんなバイクかを見ていきます。

XSR900は、MT-09をベースに、デザインなどのイメージを変えた、ヤマハのオールド・ヘリテージスタイルバイクです。

排気量は約900cc、大型のネイキッドバイクです。
エンジンはMT-09と共通のため、燃費や最大トルク・エンジン音などは同様。
走行性能はMT-09と大きな違いはありあません。

2016年に発売した1代目XSR900は、懐かしい昔ながらのバイクの雰囲気を感じながらも走行モードなどの当時最新技術を搭載。
900ccクラスとは思えないほどコンパクトで扱いやすい車体であることもあり、多くのライダーに受け入れられました。

2022年、新型XSR900へモデルチェンジ

それから6年、今回発表された2代目XR900は、うって変わって80年代スーパースポーツブーム時代のようなデザインを採用してモデルチェンジ。
全く新しいネオクラシカルなXSR900として発表されました。

 

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そもそもXSR900のレジェンドブルーはなぜ話題なの?

今回のXSR900のカラー展開「レジェンドブルー」は、なぜこれほどまで話題なのか。
その理由について探ってみます。

話題のレジェンドブルーは、こちらのカラー。

 

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ヤマハから発表されたXSR900のPVを観ると、別のバイクと1人のライダーが見えます。

このバイクとライダーは、YZR500とクリスチャン・サロン。
1980年代のロードレース世界選手権を盛り上げた、ソノートヤマハの名タッグです。

ソノートヤマハの印象的な青色のバイクは「ゴロワーズカラー」と呼ばれました。

 

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このゴロワーズカラーを現代に復刻したのが、今回の新型XSR900の「レジェンドブルー」です。

ソノートヤマハのマシンカラーをモデルにしたレジェンドブルーは、多くのリターンライダーの心を揺り動かしたに違いありません。

ゴロワーズとは、タバコのブランド。
1980年代は、タバコのブランドがバイクチームのスポンサーに就く事は珍しくありませんでした。
ゴロワーズの他には、マルボロやラッキーストライク、ロスマンズなどが有名です。
今のMotoGPで言えば、エナジードリンクのような立ち位置でしょうか。

結論 XSR900は明るめのカラーとシックなカラーの2色展開 レースカラーは往年のレースチームカラーが来るのでは?

まずは結論を。

カラーは、明るめのカラーと、暗めのシックなカラーの2色展開になります。
明るめのカラー、は80年代のレースチームをイメージしたカラーが毎年更新されます。
暗めのカラーは、ヘリテージスタイルをイメージしたカラーが2年ごとに更新されます。

 

明るめのカラーの展開は

明るめのカラーの展開を考えてみます。

新型XSR900は、明確に「80年代スーパースポーツバイク」をイメージしたスタイルに仕上がっています。
大きく張り出したデルタボックススタイルのフレーム、近年のバイクには見られない大きなリアシート‥‥
見れば見るほど、80年代のスーパースポーツバイクを意識したつくりになっています。

 

そのため、明るいカラーは、80〜90年代に隆盛を極めたスーパースポーツバイク、特にレースチームのイメージを取り入れたカラーが採用されるでしょう。

80年代のヤマハで有名なレースチームカラーは、例えばこの通り

青色の「ゴロワーズカラー」

 

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黄色と黒の「ストロボカラー・インターカラー」

 

赤色と白色の「マルボロカラー」

 

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薄めの水色の「TECH21カラー」

 

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この中から1つが2023年カラーに選ばれ、2024年はまた別のカラーに・・・といった具合になると思います。
2022年はゴロワーズカラーが選ばれたので、2023年はマルボロカラーをイメージしたカラーになるのではないでしょうか。

そして2025年は、ヤマハ発動機の創立から70周年。
2025年には、ストロボカラーのXSR900の発売が期待されます。

若いライダーは意外に思われるかもしれませんが「ヤマハ=ブルー」というイメージは最近のもの。
特にオールドライダーなどは「ヤマハ=イエロー」というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

シックなカラーの展開は

シックなカラーは、ブラック系のカラーが中心になりそうです。

特に、2022年カラーのミッドナイトブラックは、ほぼ真っ黒。
この路線を踏襲していくと思います。

XSR900は、元々はネオクラシック・ヘリテージを意識したバイク。
カフェレーサースタイルやスクランブラースタイルなど、カスタムのベース車としても人気があるバイクです。

そんなXSR900の新型。
サイドバッグや革のライダースジャケットが似合うような、大人しめなカラーが望まれるのは想像に難くありありません。

昔ながらのバイクをイメージした、ブラックやシルバーなどのカラーを取り入れたカラー展開になるでしょう。

 

注意! ヤマハのバイクのカラーは1年限り?

ヤマハは、同じカラー展開を2年以上販売するのは少ない傾向があります。
つまり、1つのカラー展開は1年しか販売されません。
欲しいカラーが発売されたら、躊躇せずにすぐ買うのがおすすめです。

特に最近はバイクブーム。
人気車種・人気カラーは、発売前に予約しないと、買えないまま販売終了してしまうようなこともあります。

今回のレジェンドブルーやミッドナイトブラックが気に入っていれば、すぐ予約するのがベスト。

 

まとめ XSR900に代表される印象的なカラーの再来は新しいトレンド?

近年はヘリテージブーム。
特に、80〜90年代当時印象的だったスーパースポーツバイクのカラーを最新バイクに取り入れるのは大きな流れになっています。

例えばホンダの初代CBR900RRカラーを模した「CBR1000RRR 30周年カラー」

そして、カワサキのZXR750カラーを模した「ZX-10RR」の登場は、この流れの1つと言えます。

オールドなライダーには懐かしく見え、若いライダーには斬新かつ鮮やかに見える80年代スーパースポーツバイクのカラー。

このリバイバルブームは、この先数年の大きなブームになるのではないでしょうか。

モーターサイクルショー2022でXSR900を見てきました。

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ABu
BIME MAGAZINE編集者。経験に裏付けられた確かな知識を分かりやすく伝える事を心がけている。