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ヘルメットの種類のまとめ【フルフェイス/ジェット】

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バイクに乗るには必須の装備。
それはヘルメットです。
日本では、バイクに乗る時はヘルメットをかぶらないといけません。

ヘルメットをかぶるのは、もちろん頭を守るためです。

人間の頭部は、とても弱いもの。
例え立っている高さから落ちただけでも、頭部は致命的なダメージを受けてしまいます。

それだけ衝撃に弱い部位なので、ヘルメットなどの防具で守ってやる必要があるのです。

本来は命を守るためのヘルメットですが、様々な種類があります。
頭部を守るという本来の目的以外にも、空気抵抗を意識しているものや、デザインが優れているものなど‥‥
多種多様なものがあります。

今回は、ヘルメットの代表的な形と、その特徴について解説していきます。

フルフェイス型

おそらく「バイク用のヘルメット」というと、一番多くの方が思い浮かぶのがこのフルフェイス型ではないでしょうか。
首から上をぐるっと覆い、目の部分だけがくり抜かれています。
顔や頭部全体を守ってくれるので「フルフェイス」型です。

フルフェイス型は、スーパースポーツ系や、ストリートファイタータイプのネイキッド系などが似合います
ただ最も一般的なタイプなので、他のバイクと合わせても違和感はありません。

フルフェイス型の特徴

では、フルフェイス型ヘルメットの特徴をまとめていきます。

一番安全なヘルメット

フルフェイス型は、最も安全なヘルメットと言われています。
頭部全体が覆われているので、360°どこをぶつけてもヘルメットが守ってくれます。
安全性を最優先するなら、フルフェイス型一択でしょう。

サーキットなどでは、安全性の観点から、フルフェイス型のヘルメットの着用が義務付けられているところもあります。

風圧を受けにくい

高価なフルフェイス型は、空気抵抗を考えて作られています。
そのため、スピードを出しても風圧を受けにくくなっています。

風を切り裂いて進んでいく感覚が味わえます。

風切り音もほとんど聞こえないため、周りの音やバイク本来のエンジン音を感じられます。

種類が豊富

バイク用ヘルメットとして最も普及しているタイプなので、種類も値段も豊富です。
様々なデザインやペイントのものが販売されているので、自分が気に入ったものがきっとあるはず。

AGV(エージーブイ) バイクヘルメット フルフェイス PISTA GP R GRANPREMIO CARBON/ITALY (グランプレミオ カーボン/イタリー)
エージーブイ(Agv)

夏は暑いかも

頭部全体が覆われているので、どうしても熱がこもります。
真夏では暑苦しく感じることがあるかもしれません。

しかし、フルフェイス型のヘルメットには、換気用の穴が付いています。
ある程度は暑苦しさを軽減できます。

口元が空いていない

口元が完全に覆われているので、ヘルメットをかぶったまま水を飲んだりすることができません。
信号待ちなどのちょっとした時間で水を飲めないのは痛いところ。
水を飲むためにいちいち停車し、ヘルメットを脱ぐのは中々に面倒です。

また、声が通らないので、会話もしにくいです。
ヘルメットをかぶったままだと、隣同士でも会話するのが難しいほど。
フルフェイス型なら、インカムが欲しいところです。

フルフェイス型のまとめ

最も安全なヘルメットがフルフェイス型。
速いバイクが好きな方、バイクレースを考えている方なら、これ一択です。

ジェット型

フルフェイス型の次に有名なヘルメットが、このジェット型です。
こちらは顔全体がくり抜かれたような形になっています。

ジェット機のパイロットがかぶっているヘルメットのような形をしているため、ジェット型と呼ばれます。

アメリカンバイクや、レトロなネイキッドバイク乗りに愛用者が多いです。
MA-1などと合わせてバイクに乗ると、非常にgood。
気分はイージーライダーです。

ジェット型の特徴

それでは、ジェット型ヘルメットの特徴を挙げていきます。

視界が広い

ジェット型は、顔をさえぎるものが何もありません。
そのため、視界を広くなります。
周りの景色を楽しみながらツーリングできます。

口元が空いている

ジェット型ヘルメットは、口元が空いています。
ヘルメットをかぶったまま水分を飲むことができます。
喫煙者は、タバコを吸ったりも可能。

便利さではフルフェイス型を上回ります

しかし、顔まわりが空いているのは欠点でもあります。

アゴを守ってくれるものが何もありません
転倒時にアゴから転倒してしまった場合、非常に危険です。

冬は寒いかも

顔を覆うものが何もないため、風が顔に回り込んできます。
夏場は快適ですが、冬はかなり寒いかも
ウェアで補ってやる必要があるかもしれません。

ジェット型のまとめ

視界の広さと便利さが魅力です。
のんびりとツーリングをしたい方にオススメ

システム型

見た目はフルフェイス型とほぼ一緒。

見た目はフルフェイス型とほぼ一緒。

フルフェイス型と違うポイントは、アゴの部分を上へ上げることができるのです。

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参照:RS TAICHIホームページ

アゴを上げた時の見た目は、まさにジェット型。
1つのヘルメットで2通りの使い方ができます。

システム型の特徴

システム型ヘルメットの特徴を挙げていきます。

フルフェイス型とジェット型のいいとこ取り

フルフェイス型とジェット型、2通りの使い方ができます。
安全性は、ほぼフルフェイス型と同等。
便利さはジェット型並みと、まさに両方のいいとこ取りです。

値段が高い

フルフェイス型やジェット型と比べると、ヘルメットの構造が複雑になります。
そのため、どうしても値段が高くなります。

ショウエイ(SHOEI) バイクヘルメット システムフルフェイス NEOTEC2 EXCURSION (エクスカーション) TC-5
ショウエイ(Shoei)

ちょっと重い

部品数も多くなるため、重めになります。
重心も上側にかたよるため、さらに重く感じることもあるかもしれません。

システム型のまとめ

フルフェイス型とジェット型のいいとこ取り。
重さが気にならなければ、最高かもしれません。

オフロード型

フルフェイス型と同じように、頭部全体を守ってくれます。
しかしオフロード型ヘルメットは、よりオフロード走行に適した形となっています。

ショウエイ(SHOEI) バイクヘルメット オフロード VFX-WR
ショウエイ(Shoei)

オフロード型の名前の通り、オフロードタイプのバイクに非常に似合います
ワイルドな雰囲気が漂います。

オフロード型の特徴

それでは、オフロード型ヘルメットの特徴を挙げていきましょう。

口元が出っ張り気味

オフロード走行は、激しい運動と同じくらいの体力を消費するもの。
息もあがってしまいます。
そのため、ヘルメットをかぶっても呼吸しやすいように、口元が大きめに作られています。

しかしその分、空気抵抗も大きくなります。
速度を出すと、大きな風圧を受けて首が疲れてしまいます。

シールドがついていない

オフロード型は、シールドが付属していないヘルメットが多いです。

HJC(エイチジェイシー)バイクヘルメット オフロード CS-MX2エッジ HJH123
エィチジェイシー(Hjc)

オフロード乗りは、多くが自分のお気に入りのゴーグルを持っています。
ゴーグルをヘルメットの上からかけてバイザーとして使う人が多いため、ヘルメットにバイザーは不要なのです。

オフロード型のまとめ

オフロード走行をするならこれしかありません。
オフロードを走らなくても、見た目が気に入っているなら全然アリです。

半帽型

帽子のようなヘルメット。
それが半帽型です。

球を半分に切ったような見た目をしています。
特に原付に乗る方に愛用者が多いです。

半帽型の特徴

それでは、半帽型ヘルメットの特徴を挙げていきます。

とにかく手軽

半帽型はとにかく手軽です。
サイズが小さいため、スクーターの荷物入れやバッグなんかにも簡単にしまえます。
かぶる時も、サッと気軽にかぶることができます。

また、値段が安いこともポイント。
インターネット通販で数千円で買うことができます。

安全性は低い

半帽型は、頭の上半分しか守ってくれません。
そのため、頬やアゴから転倒したりすると、大怪我になってしまう可能性が高くなります。

半帽型のまとめ

原付などには手軽で良いです。
しかし250cc以上のバイクでは、安全性などを考えると避けた方が良いでしょう。

まとめ

現在のバイク用ヘルメットは、ほぼ全てこの4つに分けられます。
そして、ヘルメットのペイントは無限大。
単色のものからド派手なものまで、それこそ数え切れません。

いつも同じヘルメットを使うのではなく、何種類かを使い分けるのもいいのではないでしょうか。

ヘルメットを余計なものとしてではなく、バイクファッションの一環として楽しむ。

「今日は安全にフルフェイスをかぶって行くけど、明日は手軽にジェット型で」

「原付に乗っているけど、見た目がカッコいいし安全だから、ヘルメットはフルフェイス型をかぶる」

そんな楽しみ方もアリだと思います。

 

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BIME MAGAZINE編集者。経験に裏付けられた確かな知識を分かりやすく伝える事を心がけている。