日本の夏は高温多湿。
夏に外で活動するには不向きな気候です。
バイクは走行風を受けて涼しいと思われがちですが、そんなことはありません。
上からは直射日光を受け、下からはエンジンの排熱を受けてしまう暑い乗り物です。
夏場に普通のジーンズやパンツなどでバイクに乗ろうものなら、熱中症になってしまうことも。
ましてや短パンなどでは、エンジンの排熱を受けて火傷しかねません。
そんな夏のツーリングにおすすめなのがメッシュパンツ。
通気性を最大限に確保したメッシュパンツは、夏のツーリングを快適にしてくれます。
今回は、ワークマンから発売されている「ワークマン コーデュラユーロ ライディングメッシュパンツ」をレビューします。
今回の記事は、こんな方におすすめです。
夏でも快適にツーリングしたい方
初めてバイクウェアを買う方
手頃な価格のメッシュパンツが欲しい方
ワークマン コーデュラユーロ ライディングメッシュパンツの見た目
ワークマン ライディングメッシュパンツはブラックとブルーの2種類。
ブラックはバイクウェア感があります。
ネイキッドバイクからスーパースポーツ系まで、様々なタイプのバイクに似合いそうです。
ブルーはジーンズのような見た目。
バイクウェア感が強くなく、街中で履いても違和感が無いようなデザインになっています。
破れやすい股やヒザの部分は、どちらのカラーでもCORDURA素材で補強されています。
今回はブラックを購入しました。
ブラックの細かいところを見ていきます。
ブラックの見た目
前面は、ヒザ以外ほぼ全面メッシュ素材。
かなり通気性が良さそうです。
背面は、バイクの座面に当たる部分は普通の布地。
ふくらはぎの部分がメッシュ素材になっています。
通気性は最大限に確保し、バイクからの排熱を受けやすい内モモなどの部分は布地でカバーされています。
下には黒色のインナーを履くのがオススメ
ブラックはほぼ全面がメッシュ素材。
下地が透けてしまいそうです。
透けてしまっても問題ないように、黒色の高機能タイツを履くのがおすすめです。
ポケットは5箇所
腰にポケットが2つ、お尻の部分に2つ、そしてファスナー付きのポケットが太ももに1つ付いています。
腰とお尻のポケットはかなり大きめに作られていて、iPhone 12 Pro Maxなど大きめのスマホも入るサイズです。
ファスナー付きのポケットは小さめのものが入るサイズです。
スマホは少し厳しそう。
小銭や鍵を入れるスペースとして使うのが良さそうです。
ワークマン コーデュラユーロ ライディングメッシュパンツのサイズ感
私は身長175cm、体重67kgくらい。
普段履きのジーンズは30インチを履いています。
このライディングメッシュパンツは、Lサイズでちょうどいいサイズ感でした。
太もも付近は少し細めに作られています。
裾の長さを調節できる
腰の部分にはEUROアジャスター機能と呼ばれる、裾の長さを調整できるベルトが付いています。
裾を縫い合わせたりしなくて良いので、手軽に自分のちょうどいいサイズに合わせることができます。
ベルトがバタつかないようにまとめられるトンネルも付いています。
ベルトはプラスチックバックルがおすすめ
バイク用のベルトはプラスチックバックルのものがおすすめです。
金属製バックルがおすすめできない理由は、タンクに傷がつきやすいから。
バイクは腰をタンクに押し付けるような姿勢のため、タンクパッドなどを付けていない場合はすぐにタンクに傷が入ってしまいます。
金属と比べて柔らかい素材のプラスチックバックルのベルトなら、タンクの傷を抑えることができます。
ワークマン コーデュラユーロ ライディングメッシュパンツの良い点
ライディングメッシュパンツのおすすめポイントを紹介していきます。
コストパフォーマンスが良い
バイク用のメッシュパンツは1万円以上するものがほとんど。
安いものでも8,000円以上はします。
そんな中、このワークマン ライディングメッシュパンツの値段は3,980円(2021年7月現在)。
他のメッシュパンツの半額以下で買うことができます。
通気性バツグン
ほぼ全面がメッシュ素材なので、バツグンの通気性。
太ももやすねなど、バイクの走行風を受けやすい部分がメッシュになっています。
走っていると走行風を受けて涼しいです。
機能性インナーを履くと、さらに効果が上がります。
真夏でも快適にツーリングを楽しめます。
ジャバラ加工で動きやすい
腰とヒザ部分にはジャバラ加工がされています。
ヒザを曲げたりしゃがんだり、バイクにまたがって前傾姿勢になったりしても、ウェアが突っ張ったりしません。
バイク用のプロテクターを入れて防御力アップ
ヒザにはウレタンのパッドが入っています。
バイクにウレタンパッドでは少々強度が心配ですが、ここにバイク用のプロテクターを入れることができます。
komineなどのバイクウェアメーカーでは、プロテクター単品も販売しています。
ヒザ用のプロテクターを入れれば防御力十分のバイクウェアになります。
私が持っているこちらのkomineのプロテクターはピッタリ入りました。
裾をまとめられる
裾をマジックテープで止めることができます。
裾をブーツインして、ライディング時の安全性重視したり、
裾をブーツの外に出して、バイクを降りての散策や見た目を重視したり。
自由自在にスタイルを変えられます。
ワークマン コーデュラユーロ ライディングメッシュパンツの気になる点
ライディングメッシュパンツのイマイチなポイントを見ていきます。
あまり使わないDカン
腰にプラスチック製のDカンが付いていますが、あまり使う機会がありません。
バイクの鍵などを引っ掛けておけば便利かもしれませんが、バイクから降りて押し引きする時に、バイクに傷がつかないか心配になります。
個人的にはバイクライド時にDカンを使う場面はほとんど無いため、不要かなと思います。
まとめ バイクウェアの入門におすすめ メッシュパンツは夏のライディングに必須
ワークマン ライディングメッシュパンツのおすすめポイントとイマイチなポイントをまとめるとこんな感じ。
ライディングメッシュパンツは、ワークマンお得意の手軽価格のバイクウェア。
メッシュパンツの快適さを体験するのに良し、最初のバイクウェアにも良しの製品です。
バイクに乗り始めたビギナーライダーから色々なウェアを試したいベテランライダーまで、幅広いライダーにおすすめできます。
今回紹介した商品はこちらです。