バイクに乗るにはほぼ必須の装備。それはグローブ。
気温の低い秋冬に寒さから手を保護するだけでなく、転倒した時に手を保護する目的もあります。
そんなバイク用グローブは、様々なタイプが様々なメーカーから販売されています。
ゴアテックスなどの高機能素材を使ったハイテクグローブや、見た目が良い昔ながらの革製グローブ。
防水性能の高さから、アウトドア用の手袋をバイクに使う方。
中には軍手をバイク用グローブとして使う方も。
様々な種類のバイク用グローブから、今回はWORKMAN (ワークマン)のProtection Glove(プロテクショングローブ) を紹介します。
最初に言っておくと「見た目で気になっているなら、買いです」。
ワークマンのバイク向けグローブの新シリーズとして、ライトプロテクショングローブとエアーメッシュプロテクショングローブも発売されました。
こちらも要チェックです。
そもそもワークマンって?
ワークマンは、頑丈で長持ち、そして値段も安く、力仕事でガンガン使えるアパレル全般を販売しているメーカーです。
ワークマンの特徴は、扱う製品のほとんどが自社生産であること。
ユニクロなどをイメージすると分かりやすいでしょうか。
そのため、ワークマンのお店以外では買うことができません。
ワークマンの製品は建築現場などで使われることが多く、本来はバイク用のウェアを作っているメーカーではありませんでした。
そんなワークマンでしたが、近年は防水性能や防風性能といったアウトドア性の高さが注目され、バイク用にワークマン製品を買う方が増えています。
特にイージス と呼ばれるウェアが有名でしょう。
イージスは防水性能、防風性能、そして安さで注目を浴び、新たな秋冬用のバイクウェアとしてスタンダードになりつつあります。
そのワークマンからバイク専用のウェアとして、今回紹介するプロテクショングローブが発売されました。
あのワークマンがバイク専用のウェアを作ったとあり、注目を浴びています。
それでは、レビュー本編へ。
サイズ感
サイズ感は、通常のグローブとほぼ同じ。
他のバイクグローブを持っているのであれば、それと同じサイズで大丈夫だと思います。
ちなみに身長175cm・体重64kgの私はLサイズを購入し、ちょうど良いサイズでした。
見た目の感じ
私が購入した色はベージュです。
オールドスタイルのネイキッドタイプに乗っているので、クラシカルな雰囲気漂うベージュタイプにしました。
あまりにも人気すぎたのか、黒色は売っていませんでした。
茶色のヤギ革を使用し、昔ながらのバイク用グローブのような雰囲気。
補強部分やクッションは黒色で、アクセントとなっています。
エストレヤなどのクラシックスタイルバイクや、アメリカンバイクに似合う見た目となっています。
最近流行りのストリートファイター系には微妙かもしれません。
![](https://bikemagazine.jp/wp-content/uploads/2019/06/workman-protection-glove-02.jpg)
good
次は、プロテクショングローブの良い点をまとめていきます。
値段が安い
値段はなんと2900円。
バイクグローブは高いものだと数万円、安くても数千円です。
そんなバイクグローブの中、本革を使用して3000円を切る値段は激安と言っていいほどの値段。
なんと、5000円札でお釣りがきます。
試しに買ってもいいと言える価格です。
甲のプロテクター
![](https://bikemagazine.jp/wp-content/uploads/2019/06/workman-protection-glove-03.jpg)
手の甲にしっかりとした硬さのプロテクターが付いています。
バイクなどで転倒すると、必ずと言っていいほどぶつけたり、擦ったりするのが手の甲の骨にあたる部分です。
ちょっとした転倒でも、手の甲を思いっきり擦り付けて、激しく出血してしまうということも。
ここにプロテクターが入っていると、擦り傷を防げるだけでなく、打撲などもある程度防ぐことができます。
バイク用に考えられたグローブであることが分かります。
手のひらのクッション
![](https://bikemagazine.jp/wp-content/uploads/2019/06/workman-protection-glove-04.jpg)
手のひらの付け根部分や親指の付け根部分には、クッションが入っています。
バイクに乗ると、意外と体重がかかるのが手のひら。
特にブレーキをかけると、かなりの力が手のひらにかかります。
何度も衝撃や圧力を受ける手のひらにクッションがあるため、長時間のツーリングで使っても疲れを感じにくい作りになっています。
人差し指、中指の先はスマートフォン対応
![](https://bikemagazine.jp/wp-content/uploads/2019/06/workman-protection-glove-05.jpg)
人差し指、中指の先は他の指と素材が違っており、ここだけスマートフォン対応となっています。
そのため、いちいち手袋を脱がなくてもスマートフォンを操作可能。
ちょっとした休憩で道を調べる時は、非常に便利です。
本革を使用
![](https://bikemagazine.jp/wp-content/uploads/2019/06/workman-protection-glove-06.jpg)
素材にヤギの革を使用しています。
フェイクレザーではありません。
本革のメリットは、何より見た目がいいこと。
前述の通り、ネイキッドバイクやアメリカンバイクに似合います。
そして、もう1つのメリットは引き裂き耐性が強いこと。
つまり、布製品と比べて破れにくいのです。
たとえ転倒したとしても布製品のように引き裂かれにくく、擦り傷を防ぐことができます。
bad
プロテクショングローブは非常に良い商品なのですが、いくつか欠点も。
次は、欠点を挙げていきます。
色の種類が少ない
![](https://bikemagazine.jp/wp-content/uploads/2019/06/workman-protection-glove-07.jpg)
現在は、ベージュとブラックの2色しか販売されていません。
オールドスタイルのネイキッドバイクやアメリカンバイクには似合います。
しかし、現代的なスーパースポーツバイクや、ストリートファイタースタイルのネイキッドバイクには地味すぎて不向きかも。
ブラックに蛍光色などの差し色があるモデルを販売してくれたら、かなり売れるかもしれません。
防水性や保温性が微妙かも
革製品であるため、水をあまり防ぐことができません。
商品の値札には撥水加工の表示がありますが、おそらく激しい雨には耐えられないでしょう。
長時間の雨天時の走行では、中まで雨水が沁みてくるかもしれません。
また革製品は、濡れてしまうとしっかり乾かさないと跡が残ってしまいます。
雨天時での使用は注意した方がいいかもしれません。
さらに、綿などが入ってないため、保温性もおそらくあまり良くないでしょう。
秋冬や山道で使用するには厳しいと思われます。
この辺りは実際に使用した訳ではないため、予想となってしまいます。
今後、雨天時や気温の低い環境でも使用したいと思います。
まとめ 低価格で機能十分 バイクグローブの新たなスタンダードかも
![](https://bikemagazine.jp/wp-content/uploads/2019/06/workman-protection-glove-08.jpg)
バイク用グローブとして基本的なポイントを抑え、さらに低価格。
少し残念な部分もありますが、総合的に見れば圧倒的に買い。
某国製の激安品などを購入するのなら、このワークマン プロテクショングローブ をオススメします。
初のバイク用製品でありながら、かなりレベルの高い製品を出してきたワークマン。
今後の展開が楽しみです。
夏用のグローブとして、CUTプロテクショングローブも発売されています。
こちらも要チェックです。
![ワークマン メッシュジャケットフィールドコア](https://bikemagazine.jp/wp-content/uploads/2020/03/IMG_0770-320x180.jpg)