手頃な価格ながらも高品質なヘルメットを販売する日本のヘルメットメーカー「OGK kabuto」。
そんなOGK kabutoから、2020年新作ヘルメットとして「RYUKI」が発売されました。
今回はOGK kabutoのRYUKIをいち早くGETしたので、レビューしていきたいと思います。
この記事は↓のような方におすすめです。
軽いシステムヘルメットを探している方
安価なシステムヘルメットを探している方
それではいってみましょう。
OGK kabuto RYUKIとは
RYUKIはOGK kabutoから2020年に発売された、「KAZAMI」「IBUKI」に続くシステムヘルメットです。
まさに「全部入り」と言っていいほど様々な機能が搭載されているのが特徴。
その機能は次の通りです。
システムヘルメットについて知りたい方は、こちらをどうぞ。
RYUKIの機能は
RYUKIに搭載されている機能を見ていきます。
システムの開閉
システムヘルメットなので、アゴ(チン)の部分が開閉します。
アゴの赤いレバーを引くとワンタッチで開閉可能。
サッと開閉できるので便利です。
普段走る時は、アゴを下ろしてフルフェイスモードに。
夏場に渋滞に捕まってしまってどうしても暑い場合などは、アゴの部分を開けてジェットヘルメットのようして空気を入れ替えられます。
インナーサンシェード内蔵でまぶしくない
最近のツーリング向けヘルメットに採用されているインナーサンシェード。
RYUKIにもインナーサンシェードが搭載されています。
引用元:OGK kabutoホームページ
ヘルメット横のつまみを操作して、内臓のバイザーを出し入れできます。
まぶしい時にバイザーを出したり、トンネルに入って暗くなった時にすぐバイザーを下げられます。
エアベンチレーションは3箇所
エアベンチレーションはアゴと頭頂部、後頭部の3箇所。
アゴと頭頂部は可動式です。
エアベンチレーションを開けて走っていると、ヘルメットの中の空気が入れ替わっていくのを感じます。
UV&IRカットシールドで中が暑くなりにくい
帝人製の紫外線(UV)と赤外線(IR)をカットするシールドを使用していて、ヘルメットの中が暑くなりにくくなっています。
引用元:OGK kabuto ホームページ
エアベンチレーションが効くのもあって、夏場でも走行中は「中が暑くて我慢できない!」ということはありませんでした。
停車中や渋滞に巻き込まれてしまうと暑くなりますが、アゴを開けて空気を入れ替えれば涼しくなるので問題ありません。
インカム取り付け用のスペースを確保
インカムのスピーカーを置くためのスペースがあらかじめ確保されています。
さらに、インカム本体を固定する金具を挟むための隙間も確保。
引用元:OGK kabuto ホームページ
インカムは、もはや必須と言える装備。
RYUKIは簡単にインカムを取り付けられます。
私も余っていたインカムを取り付けてみましたが、簡単に取り付けられました。
インナーサンシェードのレバーにも干渉しません。
取り付けたインカムはこちらです。
ワンタッチで着脱できるマイクロラチェットバックル
ヘルメットのあごひもにはマイクロラチェットバックルを採用。
着脱に時間がかかるDリング式と比べて簡単に着脱できます。
引用元:OGK kabuto ホームページ
システムヘルメットなのも相まって、RYUKIの着脱はストレスフリーです。
RYUKIの見た目【OGK kabuto】
RYUKIはひと目見て「OGK kabutoのヘルメットだ」とわかるデザイン。
まさに「兜」のような外観が特徴的です。
ARAIやSHOEIと違って「直線」を中心にしているようなデザインです。
カラー展開はシャイニーレッド、ホワイトメタリック、ミディアムグレー、ブラックメタリック、フラットブラックの5色。
引用元:OGK kabuto ホームページ
メタリックブラックは光沢があるブラック。フラットブラックはマット感のあるブラックです。
カーボン調のパーツは全色共通でブラック。
ミディアムグレーは今までのOGK kabutoに無かったタイプのカラーで、よく売れているそうです。
私はホワイトメタリックを購入しました。
ホワイトの中にカーボン調のブラックパーツがアクセントになっています。
RYUKIのサイズ【OGK kabuto】
システムヘルメットなのでサイズは大きめ。
持ってみると大きさを感じます。
私が普段使っているSHOEIのGT-Airと比べるとこんな感じ。
GT-Airも大きめと言われていますが、それ以上のサイズにも感じます。
かぶったサイズ感
私はSHOEIのLサイズをかぶっていたのでRYUKIもLサイズをかぶってみましたが、SHOEIより少し小さめに感じました。
ARAIに近いサイズ感。
SHOEIをかぶっている方はワンサイズ大きめにしても良いかもしれません。
RYUKIのおすすめな点【OGK kabuto】
RYUKIのおすすめポイントを見ていきます。
重くなく、疲れにくい
私は普段SHOEIのフルフェイスヘルメット「GT-Air」を使っていますが、GT-Airと比べても重さは感じません。
朝から晩まで、ワインディングロードから高速道路まで様々な環境で使ってみましたが、ヘルメットが重くて首が疲れるということはありませんでした。
暑さに強い
UV&IRカットシールドとベンチレーションの効果でヘルメットが暑くなりにくいです。
夏場でも暑いということはほとんど無いでしょう。
万が一暑くなっても、アゴを開けると涼しくなるので問題ありません。
速度を出しても安定する
速度を出しても、ヘルメットがぶれたりしません。
80〜100km/h程度なら余裕で安定します。
横を向いても風で頭が持っていかれるということもありませんでした。
インナーサンシェードが大きい
インナーサンシェードが大きいので、視界の大部分をカバーしてくれます。
道路の照り返しなどもガードできます。
ブレスガードとあわせて使うと、顔に日光が差し込むことはほぼありません。
変に日焼けすることも無いので、日焼け止めも要らず楽です。
RYUKIのイマイチな点【OGK kabuto】
RYUKIの少し気になるポイントを見ていきます。
ピンロックシートが別売
シールドの曇りを劇的に解消するピンロックシート。
雨でもバイクに乗る方には必需品と言ってもいいアイテムですが、RYUKIでは別売となっています。
値段が高くならないよう別売にしているのかもしれませんが、ピンロックシートはもはや必須と言ってもいい装備。
セットにして欲しかったなと思います。
RYUKIに合うピンロックシートはこちらです。
帽体(サイズ)が大きい
システムヘルメットの宿命ですが、帽体(ヘルメットのサイズ)が大きめです。
「サイズが大きい」と言われているGT-Airと比べてもこのくらい。
タイトなバイクウェアを着ている方はアンバランスに見えてしまうかもしれません。
まとめ 軽いシステムヘルメットならOGK kabuto RYUKI一択。手頃な値段で初めてのシステムヘルメットにも最適。
RYUKIの良い点と気になる点をまとめるとこんな感じ。
何より圧倒的に軽いので、アゴを下ろしているとシステムヘルメットだと意識することがありません。
そして、システムヘルメットの中ではかなり安価。
コストパフォーマンスに優れています。
さらにツーリングヘルメットに求められる機能は全て搭載。
快適性は折り紙付きです。
ツーリングで不満に感じることは無いでしょう。
今までのシステムヘルメットが重く感じていた方や、初めてシステムヘルメットを買いたいという方、ツーリング向けのシステムヘルメットを探している方におすすめです。
こちらでもOGK kabutoのおすすめヘルメットを紹介しています。