あのアメリカンバイクで有名なハーレーダビッドソンから電動バイクが発表されました。
その名は「LiveWire」。
海外サイトでは非常に話題となっています。
今回は、ハーレーダビッドソン期待の電動バイク「LiveWire」を読み取っていきたいと思います。
LiveWireを見てみよう
それでは、ハーレーのLiveWireの外観を見てみましょう。
見た目
パッと見では普通のバイク。
「電動」というイメージにありがちな近未来的・SFチックな雰囲気はなく、大型のネイキッドバイクに見えます。
スッキリしています
よく見ると、クランクケースカバーなどといった(ガソリンエンジンの)バイクにあるべきパーツが見当たらなく、どことなく無機質な雰囲気。
さらにマフラーも無いため、特にリアホイール付近がスッキリしている印象を受けます。
キャリアをつけると、パニアバッグを装着しやすそうです。
クラッチレバーがない
フロントまわりを見てみると、クラッチレバーがありません。
それもそのはず。
電動バイクはモーターで動くため、変速機構がありません。
変速がないからクラッチレバーも不要です。
これを便利と考えるか、寂しいと考えるか。
シフトチェンジ(変速)がバイクの醍醐味と考えている方には、少し違和感を感じるかもしれません。
メーターまわりもスッキリ
メーターまわりは全て液晶パネル。
さらには、タッチ操作が可能。
もはや、スマホやタブレット端末です。
タッチパネル対応であるためか、メーターまわりに物理的なスイッチは見当たりません。
コンパクトに収まっています。
ハーレーサウンドは?
LiveWireの走行音はこちら。
走行音は、ハーレーダビッドソンの聞き慣れたエンジン音とは完全に別物。
そもそもエンジンが無いので当然でしょうか。
ほぼ機械音しか聞こえません。
ハーレーサウンドかは微妙ですが、これはこれで近未来感があって、私は好きです。
性能
加速はなんと、3秒で100km/hに到達できるほど。
性能全般の数値は以下の通り。
全長 | 2,135mm |
全幅 | 830mm |
全高 | 1,080mm |
シート高 | 780mm |
最低地上高 | 130mm |
キャスター角 | 24.5° |
トレール量 | 108mm |
重量 | 249kg |
タイヤサイズ(前) | 120/70 ZR17 58W |
タイヤサイズ(後) | 180/55 ZR17 73W |
変速数 | 1 |
バッテリー | リチウムイオン, 12.8V, 24Wh, 120A |
最大回転数 | 15000 |
最高出力 | 78kW [106PS] |
最大走行距離 | 235km |
WMTCモード走行距離 | 158km |
パワーウェイトレシオ | 2.35kg/PS |
馬力は106馬力を誇り、走行性能は現在のスーパースポーツバイクに引けを取りません。
かなりの数値です。
燃費
一番低燃費(電費)なモードでは、235kmまで走行可能。
実際の走行に近いWMTCモード値では、158kmまで走行できるとのこと。
遠出するには少し不安ですが、近所なら十分な走行距離です。
気になる充電について
ガソリンタンクの燃料キャップにあたる部分を開けると、充電コネクター(インレット)が姿を現します。
この充電コネクターからLiveWireを充電します。
日本では使えない?
実はこの充電コネクターの形状は、日本で普及しているEV充電器とは合いません。
そのためLiveWireをこのまま使うには、何らかの変換アダプタになるようなものが必要かも。
日本ではLiveWireは発売されるのか。はたまたされないのか‥‥
充電方法にも問題をはらんでいます。
値段は結構します
LiveWireの価格は29,799米ドルです。
日本円だと、だいたい320万円弱。
かなり高額です。
そして、外車を日本で販売するには送料などがかかってきます。
日本で発売されるとしたら、さらに高くなってしまうかもしれません。
各国の発売日は‥‥
アメリカとヨーロッパでは8月中。
オーストラリアとニュージーランドは来年の遅い時期に発売。
その他の国(日本や中国など)では、発売日の情報はありません。
まとめ
あのハーレーダビッドソンが出した意欲作、LiveWire。
なにはともあれ、大手バイクメーカーがスポーツバイクを出したことは大きな意義があります。
来たるべき未来のため、大きな一歩を踏み出したと言えます。
今後、ヨーロッパや日本のバイクメーカーもなにかしらのスポーツバイクを出してくるでしょう。
これからの時代の移り変わりを感じます。